東京つばめ鍼灸院長のブログ( ´∀`)

完全無所属、無宗教、東京つばめ鍼灸院長が不定期に更新中。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

まともな鍼灸師の思考法

以前、「鍼で気胸を起こすアホがいるが、ワシは鍼で気胸を治すんじゃ!ゴッドハンドじゃ!」とか、中国語を解せぬのに「新中国の中医学に基づいた最高の鍼灸治療が受けられるのはウチだけじゃ!他はアホじゃ!」などと嘯(うそぶ)く鍼灸師がいた。 そもそも…

新聞奨学生時代の思い出(8)

貧しい苦学生に見えたのか、集金中に突然食べ物を渡されることがよくあった。 特に、古い戸建てが密集する地域では、80歳前後のおばあさんが食べ物を差し出す確率が高く、また同時に、それは賞味期限切れの食べ物である確率も高かった。 大きな一軒家に独り…

新聞奨学生時代の思い出(7)

新聞奨学生になって1年くらい経った頃、集金業務をすることになった。そうは言っても学業との兼ね合いで、100%の回収には無理があったから、月内に80%まで回収してくれればいいよ、と店長が言ってくれた。私が月内に回収できなかった分は、社員がやってく…

新聞奨学生時代の思い出(6)

私が所属していた新聞販売店には、様々な事情を抱えた人が多く集まっていた。 刑務所から出所したばかりの男、怪しいモノの運び屋をやっていた男、田舎で何かトラブルを起こして逃げてきた男、ギャンブル依存症で借金取りから逃げてきた男、多重債務から逃れ…

新聞奨学生時代の思い出(5)

新聞販売店はその名の通り、基本的には新聞販売による収入がメインとなっていたが、実際には新聞に挟む折込チラシの売り上げが、大きな収入源となっていたようだった。記憶は定かではないが、1枚あたり3円くらいだったと思う。 販売店での総配達部数は5000部…

新聞奨学生時代の思い出(4)

新聞屋にとって、1年で最も団結力が高まるのは、元旦までの1週間だった。元旦の新聞は1年の始まりということもあり、毎年、新聞社の威信をかけた豪華版となるのが通例だった。それゆえ、所長や店長からは、不吉であるから元旦だけは不着、誤配をしてくれる…

新聞奨学生時代の思い出(3)

不着、誤配をほとんどしない優秀な配達員は、しばらく経つと、どの区域にも属さない「代配者」として、配達を任されるようになる。つまり、ある区域の担当者が休んだり、欠員が出るたび、その区域の配達を代わりに請け負う、フリーランスのような配達員に昇…

新聞奨学生時代の思い出(2)

通常、朝刊の配達は深夜1時30分~朝6時まで、夕刊の配達は14~16時までだった。他には月に2回くらい、朝6~9時までの電話当番があった。 電話当番は、朝刊配達完了後から事務員が出勤してくる朝9時まで、新聞販売店内に設置された電話の前に、ボーっと座って…

新聞奨学生時代の思い出(1)

もう20年ほど前の話だ。 その頃は鍼灸学校の学費を稼ぐため、新聞奨学生をしていた。鍼灸学校は夜間部であったから、夕刊を配達したのち、休む間もなくバイクに乗り、日本一交通量が多いと言われていた某国道を、忙(せわ)しく往復する毎日だった。 当時、…

2016年、上海へ行った時の話(番外編)

2016年夏、中国へ出向している友人に招かれて、初めて上海へ行った。 tokyo-tsubame89.com ついでに、LCCに乗ってみようということで、春秋航空のチケットをゲットし、カラフルなゴミ箱が設置してある茨城空港から、片道8000円で上海へ飛ぶことにした。 上海…

門脇尚平先生と木枕

手相といえば、20代初めの頃、イロイロあって路頭に迷っていた時期に、手相の大家であられた門脇尚平先生に、下北沢のご自宅で鑑定していただいたことがあった。 先生は「手相の世界では、本は書けても実際に観れる人はほとんどいないでしょ。私は書けるし観…

エアコンを洗浄した話

やっとヒマができたので、毎年恒例のエアコン掃除をした。 最近の東京は異常なくらい蒸し暑いから、エアコンにカビが繁殖しやすい。かといって、カビを放置しておくと胞子が飛んで健康被害が出る可能性があるから、定期的に清掃しなければならない。 これま…