東京つばめ鍼灸院長のブログ( ´∀`)

完全無所属、無宗教、東京つばめ鍼灸院長が不定期に更新中。

東京バブル

今年の初詣は、何となく浅草へ行くことになった。祖父が昔浅草で商売をしていたこともあって、幼少時から幾度となく訪れているが、正月に行くのは初めてかもしれない。

 

浅草までは自家用車で行ったのだが、駐車場はどこも満車で行列が出来ていたもんだから、言問通りの外れにあるコインパーキングに車を停めて、浅草寺までしばし歩くことにした。

 

明るいうちに浅草寺へお参りするつもりだったけれども、駐車場を探している間にスッカリ日が暮れてしまっていた。浅草の外れは元旦になるとほとんど人が歩いておらず、半ばゴーストタウンのようだったが、むしろ歩きやすくて快適だった。あれなら露出狂が裸で路地を徘徊したり、突然時空が裂けてジョンタイターのような未来人が現れたりしても、誰も気が付かないかもしれない。

 

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 言問通りある交差点には、テント看板に「中村」と書かれた、商店らしき建物があった。そういえば、昔刊行されていた某B級雑誌には、街中の意味不明な看板を撮った写真を集めるという企画があった。「中村」というテント看板をみて、久々にそんなことを思い出したりした。

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子供の頃は、隅田川の上にそびえるアサヒビールの金の炎が浅草の象徴みたいなもんだったが、いまはスカイツリーが強烈過ぎて、金の炎も寂しそうに見えた。ちなみにうちの親はあれが何なのかをちゃんと子供に解説しなかったから、私は小学生くらいまで、ビルの上にウ〇コがあるとはなんと奇特な会社なのだろうなどと思い込んでいた。 

 

浅草寺は予想を超えた行列で、雷門のあたりまでギュウギュウに参拝客が並んでいた。先頭あたりでは警察が柵を立てていて、通行を制限したり、行列を整理していた。

 

これはさすがに並ぶのはアホらしいと思ったので、飯でも食ってから様子をみて、参拝するかどうか決めることにした。雷門あたりの飲食店は満席だったから、人混みを避けて裏通りへ行くことにした。

 

裏通りは結構空いていた。お好み焼きを食べようかと思ったが、先日新宿で関西風と偽った到底お好み焼きとは呼べぬ代物である某国風のお好み焼きを騙されて食べたばかりで、東京のお好み焼きには心底失望していたので、別のモノを食べることにした。

 

最近は関西風やら広島風と偽った外国風のお好み焼き店があったりするから、よく吟味しないと騙されてしまうらしい。個人的には広島の平和記念公園近くのお好み焼き屋と、幼少時に西明石で食べたお好み焼き屋が最も好きだが、東京では未だ美味しいお好み焼き屋を知らぬ。 

  

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餃子の王将かと思ったら、餃子の王さまがあった。中国にはこういうややこしい店がよくある。

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飯を食べて仲見世に戻ると、通行規制が解除され参道も空いていたから、ちょっくら並んで参拝することにした。途中、じゅん散歩で高田純次が食べていたオムレツ屋や、芸大生が描いたというシャッター画を眺めつつ、食後のデザートに人形焼きなどを買って、境内の行列に並んだ。

 

私が行列に並びながら「スリには気を付けないといかんで。」と言うと、こびと(嫁)は「東京にスリなんかいるんか。」と言っていた。しかし案の定、この日の深夜に、浅草寺で83歳と67歳のベテランスリ師が逮捕されたらしい。

 

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中国では空港での盗難被害が未だに多いらしいが、やはり平和ボケしている外国人や、中国語がロクに話せぬ外国人が狙われているらしい。空港で預けていたスーツケースを受け取り、ホテルへ向かうタクシーやバスを探してキョロキョロしていると、どこからともなくカタコトの日本語をしゃべる女が近寄ってくる。そして、タクシーの場所はこっちだから案内してやるとか、私もタクシーを探しているが一緒に探してくれないかなどと猫なで声で話しかけ、犯罪仲間の黑车(違法タクシー)のトランクに旅行者から奪い取ったスーツケースを放り込む。で、そのまま呆気に取られている旅行者を放置して逃走する、というパターンなんかがあるらしい。

 

アホな日本人ならすぐに良いカモになりそうだ。悪徳中国人からみたら、日本人旅行者はネギを背負ったカモにみえるのかもしれない。いや、中国人は羊のしゃぶしゃぶが好きだから、鍋を背負った羊だろうか。羊肉は元々ウイグル族の食い物で、羊の串焼きなぞはクセのある味だが、日本人はクセが無いから悪徳中国人には最高の獲物なのかもしれぬ。

 

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最近の都内はどこへ行っても中国人だらけで、元旦の浅草にも中国人が沢山いた。お花見ツアーとか初詣ツアーとか、初売りツアーなどが人気らしいが、とにかくここ2年くらいは年中、中国人が大挙して爆買いに来ているように思える。

 

北京の本屋には「东京攻略完全制覇」という日本人がとってつけたような題名の本が売っていたが、そんな本の影響か、近頃は中国人なんてほとんどいなかった吉祥寺も中国人だらけだ。f:id:tokyotsubamezhenjiu:20160110162741j:plain

 

地元民しか知らぬような中道通りのドーナツやら、商店街で売られている某メンチカツなどを買い求める行列をみると、本当にうんざりしてしまうから、なるべく休日は中国人のいない静かな街へ出かけたいと思うが、そういうわけにもいかないので困ってしまう。

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先日も、新宿のル〇ネ6Fにある某家具屋に入ったら、観光中らしき中国人BBAが展示品のソファーで偉そうに休憩していて、デカいスーツケースを狭い通路を塞ぐように置いてくつろいでおり、向かいに座った下僕らしきBBAと日本人の悪口を言っていた。

 

このBBAはかなりの極悪顔で、店内にいる日本人を見ながら、ああだこうだと中国語で汚い言葉を口にしていたから、私はお前の言っていることは全部わかっているんだぞ、てな具合でBBAの顔をジッと見ていたら、BBAは苦虫を噛んだような顔で不満そうに眼をそらした。いや、悪相のBBAだったから、飛んでるハエでも捕まえて食べていたのかもしれない。

 

日本に来てまで日本人の悪口ばかりを言っているような輩や、何も買う気が無いのに家具屋のソファーでひたすらくつろいでいるような輩は日本に来なくてよろしい、と思ったりもするが、最近は止め処なく、バンバンバンバン中国人が流れ込んでくる。日本の商人も儲かるからか、中国語で店頭に「いらっしゃいませ」とか「中国語のメニューがあります」など大歓迎ムードだから、どうにもならぬ。今年は初売りで新宿小田急アニエスベーに初めて行ったが、客の9割くらいは中国人で、商品を滅茶苦茶に掻き回していて、修羅場だった。

 

先日、近所のマツキヨで、爆買いしたパンパースを必死な形相で自転車の荷台にくくり付けている中国人を目撃した。初売りでも同じような商品を爆買いして、国内のブローカーに横流しして小銭を稼いだり、淘宝(中国版ebay)なぞで高値で売り飛ばして荒稼ぎしているのかもしれない。まぁ、大人しくて良識ある中国人なら歓迎しても良いとは思ったりするのだけれど、とかく最近の東京はどこへ行っても喧しい中国人ばかりで平和が乱されている感じがしてならぬ。今のバブリーな感じは一過性であって、いつかまた東京が平穏を取り戻すといいが。

 

 

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